home
百貨店バイヤーズサロン2
サロントップへもどる
2005年12月
2006年02月

2006年01月01日

コート商戦、大逆転の明暗!?


 この冬、日本列島は気象庁の暖冬予想を覆す寒波に見舞われ、久々にコート商戦が活気づいた。ほとんどの都内百貨店が「12月の好調アイテムはコート!(前年比130〜140%)」と声を揃える程で丸二年振りの復活を果たした。
 本格的に動き出したのは11月半ばで、まずはウール/非ウール共にふんわりスカートと相性の良い52cmのショート丈が、12月に入ってはスカートが隠れる105〜110cmのロング丈が、パンツ軸のブランドでは80〜85丈の膝丈が売れた。ウールでは黒、ベージュ、白の順、非ウールではベージュ、カーキ、黒が人気で、共にファー付きディティールがポイント。自主編集売場では“モンクレール”“デュベチカ”等の光沢感あるダウンブルゾンがブラック、ブラウンを中心に絶好調で、シルバー、ホワイト、ピンクも売れている。10万円以上する高額コートの貢献も目立ち、平均単価は¥6400アップとか!毛皮売場では30〜50万円のファーコートがよく動き、ロシアンセーブルの2000万円コートをお買い上げになったバブリーなお客様もいたとか。
 一方で「ピーク時の2002年には届かない」という声もある。メーカー/百貨店の仕込み不足の為にかなりの売り逃しがあったらしい。そんな中でも備蓄生機からの追加生産が出来る大手メーカー(オンワード、フランドル、ジュン等)は急伸。 染色/整理等にも期中対応出来る生産体制が整って企業軸でドーンと動ける大手メーカーはやはり強かった。

寒波到来で防寒商品大人気!


  12月3日より最高気温が15℃を下回る日が続いたおかげで、都内百貨店ではコート/マフラー/グローブ等の防寒アイテムが大人気。12月に入り、コートは前年比101〜126%、マフラーは144〜200%、グローブは173〜200%と絶好調に加速している。うれしい悲鳴と言いたいところだが、各百貨店共、暖冬を予想して発注量を抑えており、在庫不足が深刻な問題となっている。コートは急遽追加発注をかけているが、マフラー/グローブに関しては期中生産が難しいため、メーカー在庫を掻き集めても機会ロスは避けられない状況だ。今冬は消費者にとってもメーカーにとっても、「備えあれば憂い無し」ということわざが寒さと共に身にしみたのではないか。
 売れ筋の特徴は、コートではショート丈のオンオフ兼用ウールコート/ダウンジャケット、マフラーではカジュアルなニットマフラーからドレッシーな獣毛ストール/ファーまで幅広く、グローブではべーシックカラーに加えてオレンジ/イエロー等のビビッドカラーのスムースレザーが人気だ。箪笥に無い梅春色を展開したブランドが好調なのは言うまでもないだろう。
 ちなみに、弊社代表の小島はドレスキャンプの派手な柄シャツやスカーフだけでは飽き足らず、金釦Pコートまで自分買いしたらしい。