格下げ消費とタイト志向に振り回されるメンズスーツ■

初売りの勢いをかってセールに突入するも「良かったのは初日だけ」と揃って肩を落とす都内百貨店/セレクトショップ各社。クリアランスを切り上げて心機一転、フレッシャーズ需要を喚起すべくあの手この手のプロモーションに余念がないが、消費マインドの冷え込みを乗り越えるのは容易ではない。某大手アパレルの平場スーツブランドでは、表向き客単価上昇/高級化が奏功とアナウンスしつつ実際の12月トップセラーはロードサイド系に対抗して開発した5.5万の2パンツ・スーツ(!)だったとか。大手セレクト店頭では「こんなの●●(ツープライス系大手)でもおんなじじゃん!」という顧客の声も聞こえてくるぐらい、‘格下げ消費’が予想を超えるスピードで蔓延しつつある。
そんな中、秋冬も好調を維持した某ヤング向け有力セレクトが今春仕掛けるのがストリートモードな激タイトスーツ。今までLを買っていた顧客さえも無理してMを買うようになり、秋冬の店頭ではほとんどの品番がSサイズから売れたからだとか。ある大手アパレルのヤングアダルト向けストリートモードブランドでもタイトスーツはSサイズから欠品するらしく、前述のツープライス大手でも165サイズの最細モデルがトップセラー(!)のようだ。激タイトの元祖であるギャル男系ブランドもこぞってセットアップを開発し始め、素材/クオリティを重視しないヤングに留まらず、百貨店系ブランドのフィット感では物足りないヤングアダルトまで囲い込もうとしている。
このトピックスに対するコメント (1)