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ファッション販売2002年1月号 『付加価値型SB戦略でV字回復のポイント』(株)小島ファッションマーケティング代表取締役 小島健輔V字回復した中間決算8月中間期の粗利益率は52.9%と前年同期比3.3ポイントも上昇し、逆に営業経費率は42.2%と1.3ポイント低下。99年2月通期決算では3.3%まで落ち込んでいた営業利益率も10.7%まで上昇し、過去最高率に達した。このV字回復はどのような施策によって実現されたのだろうか。 立地と客層に多業態対応多業態化は92年3月のレディスカジュアル「ローリーズファーム」に端を発し、94年9月には大型ファミリーストアの「ザ・ワークス」、99年7月には裏原系ストリートの「エヌフィロー」、同年9月にはアウトレットの「ナインブロックス」、そして2001年2月には裏原系ボーイライクの「ヘザー」、3月には『和+アジア』をモチーフにした団塊ジュニア対応の癒し系カジュアル「ハレ」を開発。「ザ・ワークス」は脱NBのSB戦略と立地対応の業態再編でアジアンエスニック調のカジュアルに性格を変え、SBと一致した「グローバルワーク」に店名を変更した。 98年2月期には51.7%と半分を超えていた「ポイント」の売上シェアは今中間期には14.5%まで低下し、替わって「ローリーズファーム」が23.6%から48.3%まで上昇。99年夏以降にスタートした「エヌフィロー」「ヘザー」「ナインブロックス」「ハレ」の4業態も既に計15%のシェアに達している。 この業態再編によって単業態を立地に合わせて運用するナショナルチェーン型の中庸路線に決別し、『MDに合う店しかやらない』というシャープなMDが可能となったのだ。 付加価値型SB戦略への転換ブランドビジネスに匹敵する付加価値創造事業へポイントのV字回復と変身のシナリオは全てナショナルチェーンのセオリーを否定する所から始っており、既成の事業モデルに囚われない創造性が活路を開いたと賞賛される。付加価値創造型カジュアルチェーンどころか、セレクトショップから裏原系マイナーSPAの手法まで駆使して新たなポジションを創造するポイントの先鋭かつ柔軟な戦略展開は、これまでのカジュアルチェーンには見られなかった画期的なものであり、規模の大小を問わず、多くの専門店やメーカーにチャンスを示唆するものだ。 |
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