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ファッション販売2003年8月号 『湘南モール・フィルに見る注目ライフスタイルストア』(株)小島ファッションマーケティング代表取締役 小島健輔日本のライフスタイルセンター時代が開幕大和ハウス工業グループの大和情報サービスが「湘南リラックス」をコンセプトに開発した二層計、店舗面積34,470uのコンパクトなモールは、基本的には最近の郊外大型SCの定形となっている「二核ワンモール+飲食サブモール」のレイアウトを採っているが、それらと決定的に異なるのが以下の5点である。 1)GMSやスーパーセンターを核として広域商圏を狙わず、一階の両端にコンビニエンスなホームセンターの“ロイヤル”とSSMの“三和”、二階は“トイザらス”と家電の“ノジマ”、衣料スーパーの“パシオス”というカテゴリーキラーを配して、コンビニエンスセンターとパワーセンターの両面から生活圏の集客に徹している。 2)モール前面に平行して2,000台の駐車場と1,400台の駐輪場を集中し、ダイレクト・パーキングの簡便性で近隣集客に徹している。 3)二層に共通するメインモールではファミリーカジュアルやキッズ関連、ペット関連、ファンシー雑貨や生活雑貨、HBA関連のテナントを集積し、生活圏のファミリーライフスタイル訴求に徹している。 4)一階ではグルメポートとリビングモールというサブモールを配し、飲食テナントを集積して地域住民のギャザリング機能を高めるとともに、インテリア関連のテナントを集積してライフスタイル消費を訴求している。 5)生活圏対応に徹した構成ゆえに開発コストが低い分、テナントの不動産費負担も軽い。来店頻度の高さに支えられて販売効率は大型SCと大差なく、売上対比の不動産費負担は六掛け程度に収まっている。 広域狙いの大型核を持たない事、生活圏のライフスタイル消費を訴求している事、生活圏対応に徹してコストが低く来店頻度が高い事などは米国のライフスタイルセンターの性格に近似しているが、ホームセンターとSSMにカテゴリーキラーというサブ核構成はコンビニエンスなパワーセンターという性格も合わせ持ち、より大衆的な近隣集客を確実なものとしている。 ライフスタイルセンター対応の業態開発が急務近隣住民にとっては利便性と居心地の良さ、デベロッパーにとっては開発の容易さとコストの低さ、テナントにとっては集客の確かさと不動産費負担の軽さと、三方一両得のライフスタイルセンターだから、高コストで開発数も限られる大型SCに替わって郊外SCの主流となっていくのは確実だ。ファッション店にとっても、ライフスタイルセンターに対応する業態開発が急務なのではないか。 |
![]() ※誌名のないバックナンバーは「ファッション販売」です。 | |
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