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オリジナル提言(2005SS版MDディレクションより) 『2005SSへのMD戦略』(株)小島ファッションマーケティング代表取締役 小島健輔2005SSでは西欧的な合理性や力づくの競争への嫌悪感が高まり、情緒と調和の東洋的な価値観へと社会意識が動く。それぞれのライフステージにおける肩の張らないライフスタイルが志向され、ファッション消費は“モード軸→ライフスタイル軸”の構図に乗って流れる事になる。 ヤングではエスニックやプリミティブが復活して面がキタナ目方向に拡がり、リラックスしたコンフォートシルエットが復活する。コンテンポラリーでもLOHASなコンフォートスタイルが台頭し、キタナ目ナチュラルからキレイ目エレガンスまで面が分散する。ジーニングもスタイリッシュ系からコンフォート系へ主流が移り、デニムの枠を超えて素材のバラエティが拡がる。 この変化に伴ってラグジュアリーブランドやスタイリッシュ系ブランドの一部は勢いを失い、LOHAS系ブリッジブランドやお手頃価格のライフスタイルブランドが台頭する。モード至上のサイクルは終わりを告げ、カジュアル化とライフスタイル・ギア化が一段と進む。 過去3年間のモード軸サイクルではトレンド主導で上質化と完成度が追求されたが、消費者にとってそれらが第一義的価値でなくなるとすれば、ライフステージの人生観やライフスタイルに訴える商品企画と物創り、店舗環境やブランディング手法が問われる事になる。逆に言えば、これらの条件が満たされるならマーチャンダイジングの手法とプロセスは単純化され、提供方法や営業展開の優劣が数字を大きく左右する。 モード軸サイクルはブランドメーカーがリードしたが、これからのライフスタイル軸サイクルは小売発想の専門店やSPA、あるいは異分野の素人がリードする事になる。その多くはマイナー/ローカルな存在から波に乗り、新たな勢力を形成するに違いない。ブランドメーカーにあっても、モード軸サイクルの企画起点発想から店舗起点発想への転換が求められるのではないか。 ※KFMオリジナル『2005SS版MDディレクション』の御案内はこちらからどうぞ |
![]() ※誌名のないバックナンバーは「ファッション販売」です。 | |
| 『フラクサスは真のデパートメントストアを目指す』2004年月8号巻頭カラー | |
| 『フラクサスに賭けたワールドの成長戦略』2004年月8号 | |
| 『SC出店で成功する秘訣』2004年月7号 | |
| 『メガストアの新時代を開いた“フラクサス”』2004年月6号 | |
| 『郊外RSCと都心に燃え上がるメガストア・ウォーズ』2004年月6号 | |
| 『あなたも出来るブランディング』2004年月4号 | |
| 『SC出店を再点検せよ』2004年月2号 | |
| 『2004年の七大潮流』2004年月1号 | |
| 『業態分割なくしては「ユニクロ」のV字回復はない』2004年月1号 | |
| 『セレクト業界を震撼させたクラスストアへの変貌 -伊勢丹本店メンズ館-』2003年月12号 | |
| 『伊勢丹本店メンズ館の大胆すぎるリモデル』2003年月12号 | |
| 『クラスストア神話を目指すユナイテッドアローズの新創業』2003年月11号 | |
| 『脱同質化へ “店格”向上の志を持って売場の技術革新を急げ』2003年月9号 | |