世界的な景気後退と資源インフレ、国家財政の破綻による国民負担の急増という最悪の情況下で消費は急速に萎縮し、とりわけファッション業界は深刻な販売不振に直面しています。人口減少と老齢化、経済環境を考えれば国内市場の回復は期待出来ず、抜本的な戦略転換が求められます。過去数年続いた大量出店と業態開発の高揚期は終焉し、身を削るリセットの刻が到来したのです。
高歩率でバリュー競争から脱落した百貨店はNBとともに衰退の坂を転げ落ち、駅ビル/ファッションビルは郊外SCのような大量開発は期待出来ず、当たり外れの激しさも否めません。郊外SCとて大量開発は今年で一巡し、今後は既存SCの増床リモデルに主軸が移ります。加えて定期借家契約の満期が次々と訪れ、販売不振テナントは悉く退店を迫られる事になります。逆に、魅力在るブランドにとっては来年以降も出店チャンスは開かれている訳です。
このような環境に適応するにはこれまでの固定観念と事業展開を一度リセットし、ゼロから戦略を再構築すべきと思われます。過去の成功体験を脱し、未体験の事業領域や新世代のビジネスモデルにチャレンジしてこそ、壁を超えられるのではないでしょうか。
今回のビッグコンベンションでは『窮地に活路を開け』をメインテーマに最新情勢を直視して戦略のリセットと新たなチャレンジを提ずるとともに、株式会社パル 代表取締役会長 井上 英隆 様に経営の大局観を伺う予定です。
SPAC/FEF研究会
事務局長 小島 健輔
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